家庭学習について考えましょう
運動会前で、今日から土曜日までの天気がとても気になりますが、学校の中心は学習・授業です。そこで、今日は、5年生の「自学」をもとに、家庭学習について考えましょう。
5年生は、学年全体で「自学」を目標に取り組んでいます。「自学」の進め方は、あくまでも「自主的な学習」です。しかし、自分から進んで家庭学習を自分で考えて、進んで取り組むことはなかなか難しいです。
ステップ1 やり方を知る
「自学」を始めるにあたり、「家庭学習の進め方」を配布しました。これは、千葉県教育委員会「家庭学習支援資料」内容を印刷し配布したものです。プリント内容は以下に記載しています。
1 家庭学習の習慣や方法
(1)家庭学習の習慣(家庭学習のポイント)
① 毎日必ず学習する。
→ 家庭学習の習慣化
② テレビを見ながらしない。
→ 集中力の向上
③ 机の上をきれいにして姿勢よく行う。
→ 学習の効率化
④ 学習が終わったら、次の日の準備をする。→
忘れ物の防止
(2)発達段階による家庭学習
低学年→ 学校の宿題ができる。家庭でも学習しようという気持ちが持てる。
中学年→ 学校の宿題を確実にできる。宿題以外にも少しずつ自主学習ができる。
高学年→ 宿題が出なくとも基本の学習ができる。興味や必要性のある自主学習ができる。
(3)家庭学習の時間のめやす
学年×10分(3年生ならば、3×10=30分)
(4)家庭学習の方法
国語
○漢字練習 ○漢字ドリル○意味調べ ○日記○教科書の音読・視写○漢字調べ(部首・書き順)○テストやプリントの問題をもう一度解く
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算数
○計算練習 ○計算ドリル○スキルアップドリル○教科書の問題○百マス計算○テストやプリントの問題をもう一度解く
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社会・理科・総合
○学習したことに関係のあることを資料集やインターネットなどで調べる。
○授業で学習したことをもう一度ノートにまとめる。○学習の予習(教科書を見る
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日常生活
○読書をしましょう。
○不思議に思ったことなどをインターネット等で調べてみましょう。
○国語辞典、漢字辞典、その他の図鑑を身近において調べましょう。
○日本地図、世界地図、地球儀を身近において調べましょう。
○新聞や広告に目を通してみましょう。
○自然や生き物とふれ合い、観察してみましょう。
○詩や歌の暗唱をしましょう。
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ステップ2 やってみる
最初は、漢字ドリルや計算ドリルなど宿題を「自学ノート」に行う。できるところから始める。やりやすいところから始める。
ステップ3 宿題以外の教科書の問題をやってみる。
ステップ4 「自学」自分の興味がある課題を探究する
「自学」の内容は、人それぞれです。大切なことは、続けることです。将来の、未来の自分の選択肢を広げるために。今の自分が過去の自分になる前に始めましょう。
2 家庭学習における保護者の役割
(1)学習時間の確保を!
塾、習い事、スポーツなど、子どもたちもいろいろと忙しいと思いますが、短い時間でも、「必ず机に向かう」習慣を身につけさせましょう。「何時から何時まで勉強する」ということを、家庭でよく話し合って、無理のないように学習時間の設定をして下さい。
(2)学ぶための環境づくりを!
テレビをつけながら学習しても、効果は上がりません。お子さんが落ち着いた学習環境でできるよう、各家庭で工夫したり、家族みんなで話し合ったりして下さい。
(3)学校との連携を!
お子さんの学習の様子で、気になることがありましたら担任と相談しましょう。
(4)見届け・励まし、そして一緒に!
子どもが学習したことにできるだけ目を通し、声をかけて下さい。ほめたり励ましたりしてやることで、お子さんはどんどんやる気を出します。学習したことに、コメントを書いてあげたり、ごほうびシールを貼ったりするなど、見届けをお願いします。また、学習の様子を把握しながら、親子あるいはご家族でできるだけ一緒に取り組んでください。
≪学習の基礎は規則正しい生活から≫
◎ 早寝早起きをする。
◎ 朝ご飯を食べる。
◎ テレビやゲームをする時間を話し合って決める。
◎ 自分で学習準備をする。
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