2017年7月20日木曜日


夏休みはお子さんの成長のチャンス

1学期はありがとうございました。2学期もよろしくお願いします

7月22日(土)より8月31日(木)まで夏休みに入ります。1学期中は、保護者の皆さまには、大変お世話になりました。本校の学校教育に、ご理解・ご協力いただきありがとうございます。

明日より本校児童は、地域の中で生活するようになります。皆さまには、以前数回にわたり、一斉メールでもお知らせいたしましたが、自転車による事故が1学期中に数件発生しました。重大な事故にはつながらなかったことが不幸中の幸いでした。夏休み中は、そのようなことがないことを強く願っております。また、地域での放課後の遊び方において、地域の方にご迷惑をおかけすることもあり、その都度、家庭と協力しながら指導を行ってまいりました。

児童らには、「夏休みの生活」を配布し、担任より指導をいたしました。ご家庭でも配布されたプリントをもとに、お話ししていただけるとうれしく思います。

お子さんを成長させる夏休みの過ごし方

―子どもに考えさせましょう「自分が決めた計画だよね」―

 

発達段階やお子さんの性格により「ともに考える」必要が出てきたり、お子さんに考えさせ決定させる範囲が狭くなるなど、お子さんにより違ってきますが、基本的にはお子さんに考えさせ、選択させ、自己決定させることがポイントです。

ここで親として大切なことは、支援の方法・声のかけ方です。

・「いつになったら起きるの(寝るの)」

・「いつまでゲームしているの」

・「宿題はどうなっているの、早くやりなさい」

・「早く勉強しなさい」

・「ちゃんとやらないなら、遊びに連れて行かないよ」

・「いつまでも食べていないで、早く片付けしなさい」

 などなどの声が各家庭から夏休みは特に多く聞こえてきそうです。このように声を掛けなくてはいけない背景は何でしょうか。

 「散らかっている部屋をきれいにしなさい」とよく言いますが、その結果はいかがですか?親の希望通りに片付いていることは、少ないのではありませんか。

それは、具体的なイメージを共有化していないためにおこることです。部屋をきれいにするとどんなメリットがあるのか、今のままではどんなデメリットがあり損をしてしまうのか。きれいにするとは、どのような姿になることなのか。きれいにするためには、何をどのようにすすればよいのかを、具体的に話し合い、選択させ、自己決定してから始めれば、親の希望に近い形で、いやそれ以上の形で部屋がきれいになるはずです。少なくとも、希望通りではなくても親子げんかしながら部屋を整理させることはなくなります。

 夏休みの過ごし方も同じことです。

例 夏休みは、宿題もしない、勉強もしない、起きたい時に起きて、寝たい時に寝るという生活をすると、
●このような生活をして良いことはどんなことかな、よくないことは?
⇒2学期から学校に行くのがつらくなる。宿題もやっていないから提出ができない。損をしてしまう、嫌な気持ちになってしまう。
⇒では、どうやればいいのかな?

 あとは、いつまでに何をどこまで、一日どれくらいやればいいのかを考えさせ(ともに考え)、この方法がやりやすいよと言う支援を行い、選択させ、一日の生活スケジュールを立てさせ、

「計画通り進んでいる?」「自分で決めた計画だよね」と声をかけていくことで、たとえしぶしぶではあっても自分で行動するようになります。

 はじめはなかなかうまくはいかないかもしれませんが、大切なことは、考えさせ、選択させ、自己決定させ、責任を持たせることです。夏休みは、お子さんを成長させるチャンスです。ぜひお試しください。

※成長は、すぐにしません。しかし、成長は永遠です。一度成長を始めれば、ぐんぐん伸びていきます。じっくりと見守る時間と根気も成長するための肥料です。

 1学期末には、4名の転出児童がおり、696名となりました。新学期となり、転入生が新たに加わり、子どもたちが全員元気に登校することを希望します。